謎のアニメ感想家(笑)、翼の騎士トーノZEROのアニメ感想行ってみよう!
今日のレジェンズの感想。
サブタイトル §
#36 父よあなたはえらかった
-DAD ON THE RUN-
あらすじ §
ハルカの父(CEO)は、レジェンズの恐ろしさを知り、準備していたことが明らかになります。
黒水晶レジェンズは、レジェンズ同士を戦わせるためにCEOが用意したものでした。
また、ダークウィズカンパニーが子供達に売ったタリスポッドは、レジェンズをカムバックさせ、永遠にリボーンさせないためのアイテムでした。
CEOはテレビを通じて子供達にレジェンズをカムバックせよと放送します。
シュウ達の家のまわりには巨大な透明なクリスタルが出現して、それが家を守ります。そして、それに触れた黒水晶レジェンズ達は溶けてしまいます。
ランシーンもCEOに騙されていたことが明らかになります。
カムバックだけでなくリボーンもできるタリスポッドはCEOの立場からすれば本来あってはならないものですが、それがシュウの手に渡ってしまっていました。それが、あれほどシュウのタリスポッドを奪うことにこだわっていた理由でした。
感想 §
今回も、良いシーンがてんこもりで、全てを言葉で書き表そうとするととんでもない時間が掛かります。原稿料を誰かが払ってくれれば書けるけれどねぇ、という感じなので、ここでは最重要ポイントだけ。
今回のポイントは、CEOの行う「大人に頼れない」という主張ですね。そして、彼は子供達こそが主役であるとし、子供達にレジェンズを封印する武器となるタリスポッドを与えます。
これが凄いことは、明らかに本作品の主要な視聴者である子供達に対するメッセージにもなっている点です。テレビの中のテレビで語られるCEOのメッセージは、玩具としてのタリスポッドを持っている現実の視聴者の子供へのメッセージにもなっています。しかし、それが本当に正義の行いであるのか。明らかにCEOの行動には怪しい点があるし、しかも視聴者の子供達が感情移入してきたシュウ達に敵対する存在として描かれています。
そこで、子供達に突き付けられるのは、はたしてCEOに味方するのか、それともそれを怪しいと感じてシュウ達を応援するのか、という選択です。
これは、本来そこにある現実の世界の割り切れなさを子供達に感じさせる非常に良心的な展開だと思います。これが描けるというのは見事なものですね。
それはさてき、画面を見ている実写の人達はいったい誰? (笑
今回の名台詞 §
ハルカ「パパ、ママはどこにいるの?」
この台詞が出た瞬間、優しいパパ、ハルカの理解者のパパが、何やら怪しげな雰囲気を発散し始めますね。